浴室の追い炊き機能がある物件を選ぶ際の注意点

家賃が高めに設定されている

一般的に、浴室の追い焚き機能がある物件の方がそうでない物件よりも家賃設定が高い傾向があり、1万円前後違う場合が多く見られます。 一人暮らしであまり長くお風呂に浸からない場合や二人暮らしでお風呂に入るタイミングが合わせられる場合は、追い焚き機能がなくても特に困らないといえるでしょう。もし、冬場にお湯が冷めてきてしまうのが気になるという場合も、保温できるアルミシートを利用したり、電子レンジで加熱するタイプの保温器などを代用することもできます。 「追い焚き機能付きの家賃」と、「追い焚き機能なしで代用グッズを購入する場合の代金」や「お湯を張り替える場合のガス代・水道代」を比べてみると、使う頻度によっては追い焚き機能付きの物件を選ぶ方が割高になってしまうことがあります。そのため、しっかりシミュレーションして、トータルにかかる費用がお得になるような選択をしましょう。

定期的な風呂釜清掃が必要・入浴剤の使用も注意

追い焚きの仕組みは、浴槽のお湯を風呂釜に吸い込んで、それを温め直してまた浴槽へ送り出すというものです。そのため、浴槽と風呂釜の間にある配管には皮脂汚れや水垢が溜まりがち。雑菌が繁殖すると、お湯が濁る・お湯に嫌な臭いがつく・健康を害するなどの恐れがでてくるため、浴槽を清掃するほかに、1か月に1回程度は風呂釜と配管の手入れが必要です。市販の洗浄剤を利用すると簡単にできますよ。
また、追い焚き機能のあるお風呂では、使えない入浴剤があるので注意が必要です。成分によっては配管や風呂釜を劣化させたり傷めてしまったりするのです。必ずお風呂の使用上の注意事項をよく読み、入浴剤を使いたい場合は、禁止された成分を含まないものを購入しましょう。